鍾惺 「清冽」

「置身星月上 濯魄水煙中」身を星月の上に置き、魂を水煙の中で洗う。明の鍾惺「宿虎嘯岩」(虎嘯岩に宿す)の一節。虎嘯岩は風が吹き抜けると虎が吠えるように響くところだそうです。2008年の四川汶川大地震で打撃を受けました。

鍾惺の詩は、自然の中で厳しく自身を見つめる雰囲気があります。

清冽な水のほとばしりを、白抜きで表現しました。青墨で紙を染めています。

マットには鰹縞の着物。額縁はオールドオリーブです。