2021 雪後煎茶

雪液は清甘井泉に漲り、自ら茶竈(ちゃそう)を携えて烹煎に就く。一毫も復(また)心に関わること無し。枉(ま)げず人間(じんかん)に百年住するを。

甘い雪解け水が井戸や泉にあふれると、自ら茶釜を携えて湯を沸かします。一筋の毛ほども心に関わることなく、心穏やかに、この世に百年住むことにしましょう。

陸游(字は務観)「雪後煎茶」詩。

藍染の紙に金泥(赤銅)で書いています。

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